拡大
関節の骨と骨の間にある空間で、関節液(滑液)で満たされている。
滑液は摩擦を減らすと同時に、関節軟骨の損傷を防ぎ、関節の動きを滑らかに保つ役割を担っている。
体内に侵入した病原体や異物を認識し、排除する役割を持つ細胞。
主な免疫細胞には、T細胞、B細胞、マクロファージ、好中球などがあり、それぞれが異なる方法で免疫反応を担う。
組織や器官を切片にすることなく丸ごと取り出し染色することで、臓器の立体構造や細胞の分布を三次元的に観察する方法。
連続性毛細血管は、内皮細胞が密に接着し、主に筋肉、皮膚に分布する。
一方、有窓性毛細血管は内皮細胞に小さな孔が開くことで物質の透過性が高く、腸管、腎臓、脈絡叢、内分泌腺などに存在する。
肝臓や脾臓に見られる非連続性毛細血管は、内皮細胞間の結合が部分的に緩やかで細胞間隙が存在する。
PV1(Plasmalemmal vesicle associated protein)は、主に有窓性毛細血管の内皮細胞に発現し、脈絡叢、腸管、内分泌腺、腎臓などに分布する。
抗体が抗原と結びついて形成される構造物で、体内の異物を認識・中和する。
病原体を効率的に除去する役割を果たす一方、過剰に形成されると様々な自己免疫疾患の原因になる。
マクロファージは免疫系の重要な細胞で、異物や病原菌を飲み込み、排除する役割を持つ。
また、炎症反応を調節し、組織の修復にも関与している。
各組織に常在しているが、一部は血液中の単球が組織に移行してマクロファージへと分化する。
Fc受容体は、抗体のFc領域と結合する細胞表面の受容体。
Fc領域は抗体の定常領域で、免疫反応に関与する。
Fc受容体は、マクロファージなどの免疫細胞に存在し、抗体と結びついた抗原を認識して貪食や免疫応答を引き起こすことで、病原体の排除や免疫の調整が行われる。
中枢神経は脳と脊髄で構成され、情報の処理、統合、運動制御などを担当する。
一方、末梢神経は感覚神経と運動神経に分かれ、運動神経は中枢神経から全身の筋肉へ信号を伝達し、感覚神経は感覚器官からの信号を中枢神経へ伝える役割を果たす。
痛覚神経は、外的刺激や損傷が引き起こす痛みを感知し、脳に伝える末梢神経である。
これらの神経は、皮膚や内臓などに分布し、痛みを感じるための受容体を発現している。
感覚神経の神経終末は、外部の刺激(痛み、温度、圧力など)を受け取り、神経インパルスに変換する部分である。
これらの神経終末は皮膚や臓器に分布し、感覚情報を中枢神経系に伝える役割を果たす。
サイトカインは、免疫細胞同士が情報を伝達するための小さなタンパク質で、免疫応答の調整に重要な役割を果たす。
インターロイキン(IL)はその一種で、炎症を促進するIL-1やIL-6や、免疫反応を抑制するIL-10が存在する。
神経ペプチドは、神経細胞が分泌する小さなタンパク質で、神経伝達や調節に重要な役割を果たす。
一方、免疫応答とも密接に関連し、免疫細胞の活性化に関わることで痛みや炎症の制御に影響を与える。
関節内の血管と滑膜との間に存在する組織構造で、有窓性毛細血管とその周囲を包み込むマクロファージ、痛覚神経から成る。
血液中の物質が有窓性毛細血管から関節組織へ漏れ出る際に、マクロファージが取り込み痛覚神経と相互的に連関することで、炎症因子が過剰に関節組織に入り込むことを制御し、関節の健康を守る。