サンプル情報 :ダイヤモンドの情報が転写されたフッ化リチウム結晶
LiF 結晶中に分布したカラーセンター集団
染色・ラベル方法等 :フェムト秒パルスX 線自由電子レーザー照射
観察手法 :蛍光、共焦点、倒立
対物レンズ :10,20倍
作品画像取得年 :2022
音波が物質中を伝わる速度のこと。
固体では一般に、波の進行方向と媒質の運動(疎密)が平行な縦波音速と、垂直な横波音速が存在する。
物質にそれぞれ固有の音速があることが知られており、基礎的で重要な物性値である。
光速に近い速度の電子ビームを磁場と相互作用させ、極めて高い周期で蛇行伝搬させると、
波長が短いX線領域の干渉性の高い光、すなわちX線レーザーを発生させることができる。
日本のX線自由電子レーザーSACLAは世界有数の装置である。
試料にX線を透過させてその内部の様子を調べるためのイメージング観察手法。
フェムト秒(1000兆分の1秒)パルスのX線自由電子レーザーを光源として用いることで、
高速の欠陥の伸展を時間分解計測することができた。
格子欠陥ともいう。
不純物の侵入や原子配列の乱れなど、均質な結晶格子の繰り返しパターンが変化する起源となる。
結晶の内部に存在する格子欠陥の一種で、
結晶を構成する原子が本来の規則的な配置から、原子レベルで位置ずれした状態、またはその位置ずれそのもののこと。
光のエネルギーを非常に短い時間に集中させることで、極めて高い強度を実現するレーザーの総称。
今回用いた光学レーザーは、パルス幅がナノ秒(10億分の1秒)のパルスレーザーである。
光子エネルギーが高く、透過能の高いX線。
おおよそ数10eV~100keV程度の範囲のエネルギーを有するもの。
フッ素とリチウムからなる天然にも存在する化合物で、化学組成の表記ではLiFとなる。
本研究では人工合成の品質の良い単結晶を用いている。
面状の拡がりを持つ格子欠陥の一種。
三次元の結晶は、二次元の広がりを持つ原子の並んだ面が周期的に積み重なることで構成されていると考えることができる。
その重なりの周期性の乱れが積層欠陥である。
物質に弾性限界を超える外力を加えた際に起こる永続的な変形のこと。
図2の塑性波はこの変形の波頭になる。
結晶には構造によってそれぞれ固有のすべり面があるとされ、すべり面に沿って原子位置がずれやすくなっている。
ダイヤモンドの場合はそのすべり面に沿って割れやすい性質がある。
多数の異種元素を原子レベル、高濃度で混合した材料の総称。
高エントロピー合金は、一般には5種以上の成分を等しい濃度で固容した合金のこと。