由来種 :Medaka Oryzias latipes, OK-Cab strain
器官・組織・細胞(株)名:受精卵
染色・ラベル方法等 :マゼンタ(内在性 RCC1-mCherry):染色体
緑(EGFP-alpha-tubulin:微小管
両者ともCRISPR によるゲノム編集で作成
観察手法 :共焦点、倒立
対物レンズ :20倍
作品画像取得年 :2022
(左:清光 智美 、 右: 清光 愛)
微小管を主成分とし、様々な微小管結合タンパク質から構成される巨大な構造体。
全ての真核生物で分裂期に形成され、染色体の分配のみならず、細胞分裂方向や分裂箇所を決める役割も担う。
凝縮した染色体が糸状の微小管によって捕捉され、娘細胞に分配される分裂形式のこと。
本稿では、受精前の減数分裂と区別し、受精後に起こる細胞分裂を意味する。
受精から間もない時期の胚。
本稿では、受精から5-6時間程度までの、細胞成長を伴わない細胞分裂期(卵割期)にある胚のことを指す。
本稿では、細胞成長を伴う、一般的な体細胞の細胞分裂として、細胞成長を伴わない卵割と区別する意味で使用している。
バクテリアとは異なり、細胞の中に核を持つ生物の総称。
細胞内外の構成因子が偏って分布し、細胞が非対称性、方向性をもつこと。
細胞分裂の際、染色体は均等に分配されるため、それ以外の細胞極性に関する因子が、最終的に娘細胞間で違いを生み出し、細胞の種類の増加につながる。
バクテリアの獲得免疫機構の一部を応用した遺伝子編集技術。
設定した約20塩基からなるゲノム上のDNA配列を認識し、切断することで、遺伝子の改変を誘導する。
標的タンパク質を分解する技術の1つ。
DNAやmRNAを標的とする従来の技術とは異なり、タンパク質を特異的かつ速やかに分解誘導できるため、卵由来のタンパクで駆動される初期胚分裂の機能解析に大変有用。
ゲノム編集技術を用いて、蛍光タンパクやオーキシ誘導デグロンタグなどの外来遺伝子を、ゲノム上の特定遺伝子領域に組み込んだ遺伝子組換え系統のこと。
真核生物に保存された染色体結合タンパク質であり、低分子量GTP結合タンパク質Ranを、GDP結合型(不活性型)から、GTP結合型(活性型)に変換する活性を持つ。
核内外輸送や、紡錘体形成、核膜形成に機能する。
二倍体生物では、ある1遺伝子は、父型由来、母型由来の2ヶ所の染色体に存在している。
その2つの遺伝子が全く同じである個体をホモ接合体、異なる個体をヘテロ接合体と呼ぶ。
メダカにおいては、受精後5-6時間経ち、細胞数が1000個程度となった胚を指す。
この時期の細胞は、卵割を終了し、転写が開始するなど、初期胚細胞とは異なった振る舞いを示す。
精子由来の中心小体をもち、微小管形成中心として機能する細胞内構造体。
メダカ初期胚の紡錘体では、細胞分裂前に常に核の両側に位置し、紡錘体の2極性構造の速やかな確立を促して見えるが、分裂期中期以降には、紡錘体極から離れる傾向にある。